ミレー デフィ 20の魅力と注意点…実際に使ってみての感想と「EXP」との違いを徹底解説!
こんにちは。 大人の外あそび手帖 運営者の「えこ」です。
ミレーの「デフィ 20」、気になってこのページにたどり着いた感じでしょうか。もしかしたら、街でも山でも使える、ちょうどいいサイズのリュックを探していて、このモデルが候補に挙がっているのかもしれませんね。
私は20Lくらいの軽いアタックザックが以前から欲しかったのですが、先日大分県のくじゅうの三俣山に登る機会がありまして、宿泊先の宿に荷物を置いて必要なものだけを入れるアタックザックが欲しい!ということで慌てて買ったのが、このミレー「デフィ 20」でした。
実は、この「ミレー デフィ 20」のレビューを書こうと思っていろいろ調べていたら、私自身がちょっとした混乱に陥ってしまったんです。というのも、「デフィ 20」で検索しているのに、「PCスリーブがある」とか「ビジネスに最適」といった口コミやレビュー記事が混ざって出てくることがあったんです。
でも、私が実際に購入した「デフィ 20」は、すごく軽くてペラッとした感じで、とてもPCを入れて歩くようなカッチリした印象ではなかったんですね。「あれ?どっちが本当?」「同じ名前で仕様が違うモデルがあるの?」と。
もし、あなたも同じように「デフィ 20って、結局PC入るの?」「通勤にも使えるの?」「ハイキング用レビューのはずが、なぜかビジネス向けの話が出てくる…」と疑問に思っているなら、この記事はきっと役立つはずです。
結論から言うと、ミレーには「デフィ 20」と、名前も容量もそっくりな、まったく別のビジネス向けモデル「EXP 20+」が存在するんです。そして、多くの人がこの2つを混同してしまっている、というのが実情みたいです。
おそらく、ミレーというブランドは知っているけれど、各商品の名称までスラスラと出てこない人が大多数だと思います。私もミレーというブランドは知っているし、いくつかミレーの商品を使っています。今回いろいろ調べていくと「デフィ」とか「EXP]とか、「クーラ」「スイウ」などいろいろ商品についている名称ってたくさんあります。
「ミレーのリュックで容量が20Lくらい」の商品を探している人が、「デフィ」とそれに似ている「EXP 20+」を混同してしまっているのかなと思いました。
この記事では、私が実際に購入して使っている「デフィ 20(軽量カジュアルな方)」の正直なレビューはもちろん、多くの人が混同しがちな「EXP 20+」との決定的な違いについても、誰よりも詳しくスッキリ解説していきますね。あなたのリュック選びのモヤモヤを解消できれば嬉しいです。
- 【最重要】「デフィ 20」と「EXP 20+」の決定的な違い
- 「デフィ 20」の基本スペックと機能性の詳細(軽量・パッカブル)
- 実際に使って分かったリアルな良い点と気になる点(デメリット)
- 街使いと日帰りハイキングでの具体的な使用感レビュー
【重要】ミレー デフィ 20 と EXP 20+ の違いを徹底比較!

まずは、この記事で一番お伝えしたい、「デフィ 20」と「EXP 20+」の混同についてです。この2つ、本当に名前が似ていますが、コンセプトも機能も、そして価格も全く違う製品なんです。
「デフィ 20」のレビューを探していて「頑丈なPCスリーブがある」という情報に期待していた方は、特にここをしっかりチェックしてください! おそらく、あなたが探しているのは「デフィ 20」ではないかもしれません。
なぜ混同が起きる?
理由はシンプルで、どちらも「ミレー」ブランドの「20L(+)」という容量だからですね。ネットで「ミレー 20L リュック」なんて検索すると、この2つが検索結果に並んで出てくることもあり、詳しくない人から見ると違いが分かりにくいんです。
でも、中身は全然違います。例えるなら、同じ「トヨタのカローラ」という名前でも、普段使いの「カローラ セダン」と、走りに特化した「カローラ スポーツ(GRカローラとか)」くらい、設計思想と用途が違うイメージかもしれません。
決定的な違い①:コンセプト(想定シーン)
まず、作られた目的、ターゲット層が根本的に異なります。
デフィ 20 (DEFI 20)

こちらは、「軽量・パッカブル(折り畳み可能)」が最大の特徴である、カジュアルリュックです。旅行先で使うサブバッグや、登山時のアタックザック代わり、荷物が少ない日の軽いハイキング、あるいは普段のちょっとしたお出かけ(ワンマイルウェア的な感覚)がメインシーンです。軽さを最優先にしているので、生地は薄手です。
EXP 20+ (EXP 20+)

こちらは、明確に「ビジネス・通勤・出張」をターゲットにした高機能ビジネスバックパックです。資料や重いPCを運ぶための耐久性、スーツケースにセットアップできるスリーブ、しっかりした持ち手、自立しやすい構造、容量が拡張する機能などが備わっています。生地も厚手で非常に頑丈に作られています。
決定的な違い②:PCスリーブの有無
ここが一番の混同ポイントであり、決定的な違いです。
- デフィ 20 専用のPCスリーブはありません。 メイン気室にそのまま入れるしかなく、クッション性のある仕切りは一切ないです。リュック自体が柔らかいので、PCを保護する機能は備わっていません。
- EXP 20+ クッション性の高い専用PCスリーブ(15インチまで対応)があります。 背中側に独立したPC専用ルームがあり、厚いクッションでしっかり保護されます。ビジネス用途として毎日安心してノートPCを持ち運べるように設計されています。(出典:ミレー公式サイト「EXP 20+」)
「デフィ 20」にインナーケースでPCを入れるのは?
「スリーブが無いなら、PCケースに入れればいいのでは?」と思うかもしれません。もちろん物理的に「入れる」ことは可能ですが、私はおすすめしません。理由は、デフィ 20はリュック本体がとても柔らかいため、重いPCを入れると背負い心地が極端に悪化する(背中に硬い板が当たる)可能性が高いからです。保護性(特に満員電車などでの圧迫)も期待できません。
決定的な違い③:収納と拡張性
「20L」という容量表記も似ていますが、機能が異なります。
- デフィ 20 容量は20L固定です。シンプルな1気室(メインの部屋)+小物ポケット、という構成です。良くも悪くも「袋」に近い感覚ですね。
- EXP 20+ 容量は20Lですが、側面のジッパーを開くことでマチが広がり、+8L拡張して合計28Lになります。この「+(プラス)」機能が名前の由来ですね。出張先で書類やお土産が増えても対応できますし、仕事帰りにジムの着替えを入れる、なんて使い方も可能です。
比較まとめ表:あなたはどっち?
ここで、2つのモデルを分かりやすく表にまとめてみますね。これを見れば、一目瞭然かなと思います。
| 比較項目 | デフィ 20 (DEFI 20) | EXP 20+ |
|---|---|---|
| モデル番号 (目安) | MIS0789 など | MIS0696 など |
| 主な用途 | カジュアル・ハイキング・旅行のサブ | ビジネス・通勤・出張 |
| 容量 | 20L (固定) | 20L → 28L (拡張機能あり) |
| PCスリーブ | なし | あり (15インチ対応・高クッション) |
| パッカブル機能 | あり (小さく折り畳める) | なし |
| 背面システム | シンプルなメッシュ(クッション薄め) | 高クッション・高通気性パネル |
| 素材感 | 薄手・軽量リップストップナイロン | 厚手・高耐久ナイロン (CORDURA®など) |
| 重さ (目安) | 約200g〜300g台 | 約900g〜1kg程度 |
| 価格帯 (目安) | 6,000円〜8,000円程度 | 19,000円〜20,000円程度 |
注意:価格やモデル番号について
上記の価格やモデル番号、重さなどは、あくまで一般的な目安です。購入時期や販売店、モデルチェンジによって変動する可能性がありますので、正確な情報は公式サイトや各販売店でご確認くださいね。
…どうでしょうか。こうして見ると、「重さ」と「価格」が全く違うことからも、この2つが全く別物だということがよく分かりますよね。
もしあなたが「通勤用にノートPCが入る、頑丈なミレーのリュック」を探していたなら、それは「EXP 20+」の方で間違いなさそうです。
この記事では、この違いをふまえた上で、私が実際に愛用している「デフィ 20(軽くてカジュアルな方)」のレビューを、ここからさらに深掘りしていきますね!
ミレー「デフィ 20」ってどんなリュック?基本スペック紹介
さて、ここからは本題の「デフィ 20 (MIS0789)」について、その魅力を詳しく見ていきましょう。先ほども触れましたが、これは「軽くてシンプル、でも意外と使える」が魅力のリュックです。

コンセプトとデザイン
デフィ 20のコンセプトは、先ほども触れた通り「日常からちょっとしたアウトドア、旅行のサブバッグまで」という、非常にフットワークの軽いものです。
デザインはすごくシンプル。余計なベルトや装飾がなく、洗練されたティアドロップ型(涙滴型)に近いスッキリしたフォルムが特徴かなと思います。いかにも「登山用!」というゴツゴツした感じが全くないので、普段の服装…Tシャツやパーカー、ワンピースなんかに合わせても可愛いです。
ロゴも控えめなので、「アウトドアブランドのロゴが大きく入っているのはちょっと苦手…」という方にも、私的には高ポイントかなと思います。
主な機能と素材
このリュックのアイデンティティとも言えるのが、「軽量性」と「パッカブル機能」です。
素材と軽量性
素材は、軽くて丈夫な「リップストップナイロン」などが使われています。リップストップとは「裂け止め」という意味で、薄い生地ながらも格子状に太い繊維が縫い込まれていて、万が一穴が空いてもそれ以上裂けにくいようになっているのが特徴ですね。
耐久性がありつつもとにかく軽いので、リュック本体の重さがほとんど気になりません。重さはモデルによりますが、大体200g〜300g台。これは、だいたいリンゴ1個分くらいの重さです。持ってることを忘れそうな軽さですよね。
パッカブル機能

このリュック、実は内側(またはトップ)のジッパーポケットを裏返して、そこに本体をクシュクシュと押し込むことで、小さく折り畳むことができるんです。
畳んでしまえば、だいたい500mlのペットボトルより少し大きいくらいのコンパクトサイズになります。これなら、スーツケースの隅にポンと入れておく旅行用のサブバッグとして、まさに最強だと思います。
その他の機能
こんなにシンプルで軽量なのに、さすがミレーだなと思う機能も付いています。
- 通気性の良いショルダーストラップ: シンプルなメッシュ地ですが、幅が広めで肩への負担が考えられています。

- トップのジッパーポケット: すぐ取り出したい小物の収納に便利です(ここがパッカブル袋を兼ねています。)雨蓋の内側にあります。

- サイドのストレッチメッシュポケット: 両サイドにあり、500mlペットボトルや折りたたみ傘がすっぽり入ります。

- 取り外し可能なチェストストラップ: これまた簡易的な細いベルトですが、あるとないとでは歩行時の揺れが違います。街では外しておけます。

簡易的とはいえ、サイドポケットやチェストストラップが付いているあたりに、ミレーの「ちょっとしたハイキングにも使ってほしい」という意思を感じますね。
補足:素材や仕様について
「デフィ 20」も、人気商品なので毎年のように新しいカラーが出たり、細部の仕様(ジッパーの形状や素材感)がマイナーチェンジされたりすることがあります。基本的には「軽量・パッカブル」というコンセプトは共通していますが、正確な情報は購入時に確認するのが一番確実ですね。
気になる容量とサイズ感
容量は20L(リットル)です。
サイズ感としては、大きすぎず小さすぎず、まさに「ちょうどいい」感じ。女性の私が背負ってもスッキリ収まるサイズ感です。素材が柔らかいので、荷物が少ない時はクタっとして、体にフィットする感じもあります。
ただ、この「クタッと感」がポイントで、荷物の形がそのままリュックの形に出やすいです。ゴツゴツしたものを入れると、背中にそれが当たる感じがするかもしれません(詳しくは後述しますね)。
20Lの容量目安(デフィ 20の場合)
- A4サイズの雑誌(クリアファイルに入れたA4書類は、上部が少し曲がるかもしれませんがギリギリ入ります)
- お弁当、水筒(500ml)
- 薄手の上着(ウィンドシェルやカーディガン)
- ポーチ、財布、スマホなどの小物類
生地が薄手なので、あまりパンパンに詰めたり、角張った硬いものを(特にPCや分厚い本など)を入れたりするのには向いていないかもしれません。あくまで「軽装」でのお出かけが基本ですね。

先日、アタックザックとして使用してみました。食料、500mlのペットボトル、行動食、レインウェア、貴重品など。背中の当たり具合も問題なく、使用できました。とにかく軽いです。快適に山登りできました。
【本音レビュー】ミレー デフィ 20のココが良い!
ここからは、私が実際に使ってみて「これは良い!」「買ってよかった!」と感じたポイントを、本音でレビューしていきますね。(※しつこいようですが「デフィ 20」のレビューです!)
魅力1:圧倒的な軽さ!肩こり持ちの救世主かも

まず一番感動したのは、やっぱりこれです。圧倒的な軽さ。
リュック本体が本当に軽い(約リンゴ1個分)ので、荷物を入れても、感じる重さはほぼ「純粋な荷物の重さ」だけ。これは、普段使いでもハイキングでも、とんでもないメリットです。
私自身、ちょっと肩こり持ちなんですが、重いレザーバッグや、それこそEXP 20+のようなカッチリしたリュック(本体だけで1kg近くある)と比べると、一日の終わりの肩の疲れ方が全然違います。
「今日はリュック要るかな?」と迷った時でも、とりあえず畳んでカバンに入れておける、というフットワークの軽さも、他のリュックにはない大きな魅力ですね。
今までは40Lのがっちりタイプのザックを使っていただけにこの軽さに驚きました。山では写真も撮るのでレンズを入れたりするので、大きめのザックを使っていましたが、山の麓で写真撮り散策くらいだったらこれでもいいかもしれないなと思いました。
もちろんカメラやレンズに保護カバーは付けますけどね。
魅力2:シンプルだけど「使える」収納
「パッカブル」と聞くと、収納は「メインの袋が1つだけ」みたいな最低限のものを想像しがちですが、デフィ 20は意外と気が利いているなと感じました。
トップポケットの利便性
まず「使える」と思ったのが、トップ(上部)のジッパーポケット。ここがパッカブルの収納袋を兼ねているんですが、普通に使う時は、鍵や財布、スマホ、リップクリームなど、すぐ取り出したい小物を入れるのに最適なんです。メイン気室と分かれているので、広いリュックの中で鍵が迷子になる…というストレスがありません。合理的でよく考えられているなと感心しました。

サイドポケットの実力
両サイドのストレッチメッシュポケットも優秀です。ここはケチらずに、ちゃんと伸縮性と深さのあるメッシュが使われています。
500mlのペットボトルはもちろん、少し太めの水筒(サーモスなど)や、折りたたみ傘がすっぽり入ります。伸縮性があるので、何も入れていない時はスリムなままなのも◎。歩いている途中でボトルが落ちそうになる不安感も、今のところないですね。
実は購入の決め手になったのが、このサイドポケット。アタックザックでも飲み物はさっと取り出したいと思っていたので、この機能は嬉しい。
魅力3:意外と「サマ」になるデザイン(エコバッグ感のなさ)

パッカブルリュックって、どうしても「エコバッグ感」というか、テロテロした安っぽい感じが出がちなイメージが私にはありました。機能性重視で、デザインは二の次、みたいな。
でも、このデフィ 20は、ミレーらしい洗練されたカッティング(立体裁断)と、控えめなロゴのおかげで、背負った時にちゃんと「サマ」になるんです。
もちろん、EXP 20+のようなカッチリした重厚感はありませんが、Tシャツやパーカー、ワンピースといったカジュアルな服装や、アウトドアミックスのスタイルには、この「力の抜けた」感じがすごくマッチします。この「いかにもなエコバッグ感」のなさが、普段使いする上ではすごく大事なポイントでした。
ここは注意かも?ミレー デフィ 20の気になる点(デメリット)
ここまで良い点をたくさん挙げてきましたけど、もちろん「完璧!」というわけではなく、「これは人による」「こういう用途には絶対向かない」と感じた点も正直にお伝えします。この「割り切り」が大事なリュックです。
気になる点1:PCスリーブは無い(ビジネス用途には絶対不向き)
比較セクションで何度も何度も書きましたが、これが最大の注意点です。
専用のPCスリーブはありません。そして、PCを入れることを想定した作りにもなっていません。
「インナーケースに入れれば…」という最後の望みについても、先ほど書いた通り、私は「ナシ」だと判断しました。背負い心地が悪化し、PCの保護性も期待できず、リュックの生地も早く傷む可能性があり、誰も幸せにならないかなと思います。
通勤・通学で毎日PCを持ち運ぶ必要がある方は、素直に「EXP 20+」や、「EXP NX20+」など他のビジネス用リュックを検討することを強くおすすめします。


気になる点2:生地の薄さと背負い心地(パッキングが重要)

「軽さ」との完全なトレードオフですが、やはり生地は全体的に薄手です。そして、背面パネルにも「EXP 20+」のようなしっかりしたクッションや、背骨に沿った通気システムは入っていません。
耐久性への懸念
生地が薄いことのデメリットとして、耐久性への過信は禁物です。リップストップ(裂け止め)とはいえ、例えば登山中に岩場でガリガリと擦ったり、鋭利なもの(アイゼンなど)をそのまま入れたりするのは絶対にNGです。あくまで、軽装備での使用が前提ですね。
背負い心地と「パッキング」
そして一番「人を選ぶ」と思うのが、背負い心地です。背面クッションが薄いため、リュックの中に入れた荷物の形が、そのまま背中に伝わってきます。
例えば、水筒や弁当箱、カメラなどの硬いものを適当に入れると、その角が背中に当たって「ゴツゴツ」して、かなり不快です。
これを防ぐためには、「パッキング(荷物の詰め方)」に工夫が必要です。背中側にタオルやウィンドシェルなど、柔らかい布製のものを一枚入れるだけで、このゴツゴツ感は劇的に改善します。この「ひと手間」を面倒くさいと感じるか、工夫のしどころと捉えるかで、このリュックの評価は変わるかもしれません。
注意:本格的な登山での使用について
軽いハイキング程度ならOKですが、岩場があったり、天候が変わりやすく重装備が必要だったり、本格的な登山装備(アイゼンやピッケルなど)が必要だったりする山には、耐久性と容量、背負い心地の面から全く不向きです。
あくまで「軽登山」「ハイキング」までと割り切ったほうが、安全のためにも絶対に必要ですね。
シーン別!ミレー デフィ 20 使い方レビュー
それじゃあ、具体的にどんなシーンで活躍するのか、私の使い方を交えて、使用感をさらに詳しくレビューしますね。
普段使い・旅行での使用感

これはもう、「軽さが正義」のシーンで最強です。
旅行のサブバッグ(アタックザック)として
私が一番「買ってよかった!」と実感したのがこの使い方です。メインのスーツケースにパッカブル状態で忍ばせておき、旅先のホテルを拠点に街を散策する時に、このデフィ 20を取り出して使います。
両手が完全にフリーになる機動力は、ショルダーバッグやトートバッグとは比べ物になりません。お土産が増えても20Lの容量があるので安心ですし、デザインがシンプルなのでどんな観光地でも浮かないのが良いですね。登山の「アタックザック」的な使い方に近いです。
日常の「ちょっとそこまで」
スーパーでの買い物(エコバッグ代わり)、仕事帰りにジムに行く時の着替え入れ、子供と公園に行く時の(汚れも気にしない)荷物入れなど、「重いPCや分厚い書類は持たない日」の普段使いには文句なしに快適です。
日帰り登山・ハイキングでの実力
日帰りハイキングでも使ってみました。行先は、近所の里山で、往復で3〜4時間くらいの、比較的整備されたコースです。
結論から言うと、「荷物を厳選できる、暖かい季節の低山ならOK」という感じです。
適したシーズンと山
水、行動食、雨具(軽量なもの)、ファーストエイドキット、薄手のウィンドシェル…くらいなら、20Lでも十分入ります。リュック自体が軽いので、登りでの疲労感が少ないのは大きなメリットでした。
ただし、これは「暖かい季節」だから、という条件が付きます。先ほども書いたように、防寒着(フリースやダウン)がかさばる秋冬の季節になってくると、20Lでは容量不足です。また、岩場などが多いコースでは、生地の耐久性が心配なので私は使わないかなと思います.
私の場合、ロープや鎖場が多いコースは行かないようにしています。怖がりなので(-_-;)
先日、くじゅうの三俣山にアタックザックとして使いました。低木の硬い枝が張り出しているところがありますが、今のところ破けることもなく下山できました。
ハイキングの持ち物について
低山ハイキングとはいえ、準備は大切です。「何を持っていけばいいか不安…」という方は、最低限必要な持ち物をリストアップした記事もありますので、よかったら参考にしてみてください。
パッキングのコツ(再掲)
やはり気になったのは、背中のゴツゴツ感です。水筒やカメラが背中に当たるのは、歩行中にかなりのストレスになります。これを解消するため、私はいつも背中側に折り畳んだウィンドシェルやタオルを入れるようにしています。この「ひと手間」は必須かなと思いますね。
折りたたみの座布団を入れるのもいいかも。100均のお店で売ってますよね。
まとめ:ミレー デフィ 20はこんな人におすすめ!

ということで、今回はミレーの「デフィ 20」を、混同しやすい「EXP 20+」と徹底的に比較しながら、本音でレビューしてみました。
この2つは、名前は似ていても全くの別物。この記事を読んで、「あ、私が探してたのはPCが入るEXP 20+の方だったかも」と思った方も、「やっぱりこの軽さ!デフィ 20が良い!」と思った方もいるかもしれませんね。
最後に、それぞれどんな人におすすめか、まとめておきます。
「デフィ 20 (DEFI 20)」がおすすめな人
- とにかく軽いリュックが何よりも欲しい人
- 旅行用のパッカブルなサブバッグを探している人
- 荷物が少ない日の普段使い(買い物、ジム、公園)に使いたい人
- 暖かい季節の、短時間・低山ハイキングで使いたい人
- 荷物の「ゴツゴツ感」を解消するパッキングの工夫を楽しめる人
「EXP 20+」を検討すべき人
- 通勤・通学でノートPCを安全に持ち運びたい人(最重要)
- カッチリした頑丈なビジネスリュックを探している人
- 出張などで荷物が増える可能性があり、拡張機能が欲しい人
- しっかりしたクッションと背負い心地、耐久性を求める人
- 価格が高くても、高機能なモデルが欲しい人
リュック選びは、自分の使い方やライフスタイルに合うかが一番大事です。「デフィ 20」は、「PC非対応」「背負い心地は工夫次第」という点を割り切ってしまえば、その「圧倒的な軽さ」と「デザイン性」という明確な魅力を持った、すごく良いリュックだと思います。
この記事が、あなたのリュック選びのモヤモヤを解消するお手伝いになっていれば嬉しいです!


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