運営者プロフィール

撮影:えこ くじゅう連山 大船山

皆さん、はじめまして! このブログ「大人の外あそび手帖」を運営しています、えこと申します。

数えきれないほどのウェブサイトの中から、この小さなブログを見つけてくださり、本当にありがとうございます。この偶然の出会いに、心から感謝しています。

ここは、大人になってから「外あそび」の楽しさに目覚めた私が、特に「登山」の魅力について、試行錯誤しながら書き綴っていく場所です。

このページでは、管理人の「えこ」がどんな人間で、どんな想いでこのブログを運営しているのか、少し長くなりますが自己紹介をさせてください。

これから山を始めてみたいと思っている方、始めたばかりで分からないことだらけの方、そして、かつての私のように「まさか自分が山に登るなんて!」と思っている方に、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

「えこ」って何者? まさかのインドア派が山にハマるまで

改めまして、管理人のえこです。 私が本格的に登山にのめり込んだのは2018年ごろから。それ以来、飽きるどころか、その魅力の沼にズブズブと、いえ、むしろさらに深くハマり続けている毎日です。

今でこそ週末になると「どこの山に行こうかな」なんて考えていますが、ほんの数年前までの私を知る友人たちは、きっと今の姿に驚いていることでしょう。

というのも、何を隠そう、私は40代になるまで、運動らしい運動をほとんどしてこなかった人間だからです。

記憶を遡ってたどってみても、運動経験といえば中学時代の軟式テニス部くらい。それもごく普通の、ゆるやかな活動でした。高校、大学、そして社会人になってからも、私の生活はアウトドアとはおよそ無縁の世界。休日は家で本を読んだり、映画を観たり。典型的なインドア派だったと言っていいと思います。

そんな私が、なぜ今、汗を流しながら山道を歩いているのか。 そのきっかけは、本当に些細な、そして全く別の趣味からでした。

始まりは一台のカメラ

ある日、ひょんなことからカメラの面白さに目覚めてしまったのです。 最初は子供の写真や日常のスナップを撮る程度だったのですが、次第に「もっと美しいものを撮りたい」という欲求がむくむくと湧き上がってきました。

そして、レンズが向き始めたのが、雄大な自然の風景や、道端にそっと咲く可憐な山野草たちでした。

光を受けて輝く木々の葉、朝露に濡れる小さな花びら、渓流のせせらぎ。ファインダー越しに覗く世界は、今まで見過ごしていた美しさに満ち溢れていました。夢中でシャッターを切るうちに、「もっとすごい景色を」「もっと珍しい花を」と、私の足は自然と野山へと向かっていったのです。

撮影:えこ オカトラノオ 

そう、もうお分かりですよね。 最初はただ「写真を撮るため」の手段でしかなかった山歩きが、いつの間にか目的そのものへと変わっていきました。

息を切らしながら坂を上り、たどり着いた山頂で見た360度の大パノラマ。頬をなでる風の心地よさ。森の深い静寂の中で聞こえる鳥の声。そして、自分の足で一歩一歩進んだ先にある達成感。

カメラが教えてくれたのは、美しい景色の撮り方だけではありませんでした。自分の身体を使って自然と向き合うことの、圧倒的な楽しさだったのです。

気がつけば、私は登山の魅力にどっぷりとハマっていました。

こうして客観的に自分を振り返ってみると、私は昔から「これだ!」と思うと深く頭を突っ込み、とことんハマるということを繰り返してきたように思います。ですが、その探究心や好奇心のおかげで、カメラと出会い、山と出会い、そして何より、山を通じてかけがえのない仲間たちと出会うことができました。

それぞれが自分のペースを大切にしながら、励まし合い、美しい景色を共有する。付かず離れずの、心地よい距離感で繋がれる仲間たち。彼らの存在は、私の登山ライフを何倍も豊かで楽しいものにしてくれています。

本当に、人生は何がきっかけになるか分かりません。 40代のインドア派だった私が、今こうして山の楽しさを語っている。だからこそ、強く思うのです。

「登山は、いつからでも、誰でも始められる。そして、最高に楽しいよ!」と。

この気持ちを、一人でも多くの人に伝えたい。それが、私がブログを始めた一番の理由です。

撮影:えこ ミヤマキリシマ 長崎の雲仙普賢岳 国見岳に登る登山者を写す

このブログが「手帖」である理由

私が山を始めた当初、今のような仲間は一人もいませんでした。 右も左も分からず、ただ「登ってみたい」という気持ちだけが先行していました。

「そもそも、初心者はどこの山に登ればいいんだろう?」 「ザックって何? トレッキングシューズってスニーカーと何が違うの?」 「レインウェアは必須って聞くけど、どんなものを買えばいいんだろう?」

頭の中は「?」だらけ。インターネットで検索してみても、専門用語が飛び交っていたり、あまりに情報が多すぎたりして、当時の私にはどれが自分にとって必要な情報なのか、さっぱり見当がつきませんでした。

途方に暮れていた時、とあるアウトドアショップが開催している「机上講座」の存在を知りました。そこで道具の選び方や山の歩き方の基礎を学び、少しずつ、本当に少しずつ経験と知識を積み重ねていったのです。

だから、今まさに山を始めようとしている方が抱える**「ちょっと興味があるけど、何から始めたらいいのか分からない」という不安や、「ネットで調べても、逆に混乱してしまう」**という気持ちが、痛いほどよく分かります。

このブログは、まさしく**「あの頃の自分」に向けて書く手紙**のようなものです。

私が活動しているのは、主に北部九州の山々です。 日本には、北アルプスや南アルプスといった、誰もが憧れるような壮大な山脈があります。そういった上級者向けの山の情報は、それこそ「山」のようにたくさん存在します。

でも、私はあえて、そうした情報からは少し距離を置きたいと思っています。 このブログで発信したいのは、もっと身近で、週末にふらっと出かけられるような、それでいて奥深い魅力に満ちた低山ハイクの楽しさです。

ともすれば情報の世界で置いてけぼりになりがちな、最初の一歩を踏み出そうとしているあなたに向けて、「こんな山があるよ」「こんな道具が便利だよ」「こんな楽しみ方もあるよ」と、隣で語りかけるような存在でありたいのです。

私の登山スタイルは、山頂を目指すことだけが目的ではありません。 むしろ、美しい花を見つけるために、何度も立ち止まったり、寄り道したり。時には、写真を撮るためだけに山に入り、山頂を踏まずに帰ってくることさえあります。

そんな「のんびり、気ままな山歩き」の魅力も、このブログを通じて伝えていけたらと思っています。

だから、このブログのタイトルは「大人の外あそび手帖」。 あなたが自分だけの山の楽しみ方を見つけるために、必要な情報を書き込んだり、ヒントを拾い集めたりできる「手帖」のような場所でありたい。そんな願いを込めています。

安全について、私が一番大切にしていること

楽しい登山の話をしてきましたが、最後に、私がブログを運営する上で最も大切にしている「安全」についてのスタンスをお伝えさせてください。

正直に告白すると、私はとても「怖がり」です。

特に、写真を撮るために一人で山に入ることも多いため、人一倍、いや、人三倍くらい臆病かもしれません。常に「もし、ここで足を滑らせたら…」「もし、道に迷ったら…」「もし、天候が急変したら…」ということを頭の片隅で考えながら歩いています。

近年、山での遭難や事故のニュースを耳にする機会が増え、心を痛めています。 山は、私たちに素晴らしい感動を与えてくれる美しい場所であると同時に、一歩間違えれば命に関わる危険も潜んでいる、厳しく雄大な場所でもあります。

だからこそ、怖がりな私だからこそ、安全への備え、何かあった時のためのバックアップは常に万全にしておくべきだと考えています。

しかし、大前提としてご理解いただきたいのは、私はプロの登山ガイドではないということです。 あくまで、登山を愛する一人のアマチュアです。

ですので、このブログにおいて、特に生命に関わるような安全知識(例えば、応急処置の方法や、詳細な気象判断など)については、私個人の経験だけで語ることは絶対にしません。必ず、山岳ガイドの方や、公的な専門機関が発信する**「正しい情報」**を基に、皆様にも分かりやすくお伝えしていくことをお約束します。

そして、もう一つ。 私がこのブログで紹介する装備や歩き方、山の楽しみ方は、決して唯一の正解ではありません。

「私のやり方が正しい」という表現は、できる限り控えたいと思っています。 体力も、経験も、登山に求めるものも、人それぞれ全く違います。私にとって快適な方法が、あなたにとっても快適であるとは限りません。

このブログは、あくまで**「えこは、こんな風に考えて、こんな工夫をしていますよ」**という、一つの選択肢を提示する場所にしたいのです。

私の経験や失敗談が、あなたが自分に合ったスタイルを見つけるための、ほんの少しのヒントになれば、それ以上に嬉しいことはありません。

さいごに

ここまで、本当に長いプロフィールを読んでくださり、ありがとうございました。 私の人となりや、このブログに込めた想いが、少しでも伝わっていたら幸いです。

「大人の外あそび手帖」は、あなたの「初めての一歩」を心から応援するブログです。

撮影:えこ 長崎 多良岳 オオキツネノカミソリ

この手帖のページを一枚一枚めくるように、記事を読んでいただく中で、あなたが山の世界の扉を開ける、小さなきっかけを見つけてくれたなら。 そしていつか、どこかの山で偶然お会いすることができたなら。 そんな日を夢見て、これからも心を込めて情報を発信していきます。

さあ、一緒に「大人の外あそび」を始めませんか? あなたの人生が、もっと豊かで、もっとワクワクするものになる。 山の世界は、いつでも両手を広げて、あなたを待っていますよ。

どうぞ、これから末永く、よろしくお願いいたします。

敬具

サイト運営者 えこ

タイトルとURLをコピーしました